西舞鶴の芸屋台

何かの縁があって2年前くらいから京都北部の西舞鶴に足を運んでおります。
そして、いつもお世話になっている方からポストカードを貸していただき、すごいオモテ面の絵がすてきだったのでご紹介いたします。




西舞鶴細川幽斎の田辺城があり城下町として栄えていました。
また、東舞鶴は1901年に舞鶴鎮守府が設置され軍港として近代化の道を進んでいきました。
舞鶴は新舞鶴とも呼ばれ、「歴史の西舞鶴」とまるで異なる歴史をたどってきました。


そんな西舞鶴には「子ども歌舞伎」という文化があり芸屋台が旧城下町を中心に10基以上存在したと言われています。
そんな歴史のある芸屋台を復活させようと近年、地元の方々を中心に活動が進んでいます。
失われたとされる芸屋台が川底から掘り出され、手探りの状態で組み立てて町内で保存しているという事例もみられます。


自分たちの文化や歴史を掘り起こし、再現する力には圧倒されます。


いつになるのかわかりませんが西舞鶴の地で芸屋台で子ども歌舞伎が再現され受け継がれることができれば素晴らしいことだと思いますね。


ポストカードの絵は丹波町の芸屋台です。
芸屋台自体は子ども歌舞伎用にに作られているのでコンパクトですが緻密な設計で恵比寿様の顔がなんとも愛らしいものでした。


西舞鶴に関してもいずれこのブログでシリーズとして取り上げてみたいものです。